木枠加工割増料金
曲線部やテーパー部に設置する場合、付属品の木枠加工割増料金として、下表の金額が加算されます。
切梁タイプ | 曲線部(円/個) | テーパー部(円/個) |
---|---|---|
H200 | 800円 | 600円 |
H250 | 850円 | 650円 |
H300 | 900円 | 700円 |
H350 | 1,000円 | 800円 |
H400 | 1,100円 | 900円 |
切梁式土留め工法による既設橋脚RC巻き立て耐震補強工事を行う際に、切梁との脱着が可能で、かつ鉄筋の挿入が可能な空洞を形成した金具を既設橋脚と切梁との間のRC巻き立て部に設置することで、巻き立て途中の切梁の盛り替え作業を不要とした製品です。
※製品の適用可否について当社で検討を行いますが、その際に、配筋図、仮設工図面を確認させて頂いております。
製品の公表価格および参考重量は以下の表の通りです。
令和5年1月27日改定
巻立て厚(cm) |
型式 | 公表価格(税抜) | 参考重量(kg) | PDFデータ | CADデータ(DXF) |
---|---|---|---|---|---|
20 |
H20-T20 | 45,100 | 28.0 | Download | Download |
25 |
H20-T25 | 47,800 | 30.0 | Download | Download |
巻立て厚(cm) |
型式 | 公表価格(税抜) | 参考重量(kg) | PDFデータ | CADデータ(DXF) |
---|---|---|---|---|---|
20 |
H25-T20 | 48,100 | 32.0 | Download | Download |
25 |
H25-T25 | 50,900 | 34.0 | Download | Download |
30 |
H25-T30 | 60,500 | 42.0 | Download | Download |
35 |
H25-T35 | 61,900 | 44.5 | Download | Download |
40 |
H25-T40 | 63,000 | 46.5 | Download | Download |
45 |
H25-T45 | 71,500 | 51.5 | Download | Download |
50 |
H25-T50 | 74,000 | 57.0 | Download | Download |
巻立て厚(cm) |
型式 | 公表価格(税抜) | 参考重量(kg) | PDFデータ | CADデータ(DXF) |
---|---|---|---|---|---|
20 |
H30-T20 | 66,100 | 51.5 | Download | Download |
25 |
H30-T25 | 69,300 | 55.0 | Download | Download |
30 |
H30-T30 | 71,100 | 57.5 | Download | Download |
35 |
H30-T35 | 88,200 | 72.5 | Download | Download |
40 |
H30-T40 | 89,900 | 75.5 | Download | Download |
45 |
H30-T45 | 102,700 | 82.5 | Download | Download |
50 |
H30-T50 | 104,400 | 85.5 | Download | Download |
55 |
H30-T55 | 106,200 | 88.5 | Download | Download |
巻立て厚(cm) |
型式 | 公表価格(税抜) | 参考重量(kg) | PDFデータ | CADデータ(DXF) |
---|---|---|---|---|---|
25 |
H35-T25 | 84,700 | 72.0 | Download | Download |
30 |
H35-T30 | 86,700 | 76.0 | Download | Download |
35 |
H35-T35 | 106,400 | 93.5 | Download | Download |
40 |
H35-T40 | 108,400 | 97.0 | Download | Download |
45 |
H35-T45 | 122,000 | 107.0 | Download | Download |
50 |
H35-T50 | 124,300 | 110.5 | Download | Download |
55 |
H35-T55 | 126,300 | 114.5 | Download | Download |
巻立て厚(cm) |
型式 | 公表価格(税抜) | 参考重量(kg) | PDFデータ | CADデータ(DXF) |
---|---|---|---|---|---|
25 |
H40-T25 | 96,700 | 92.0 | Download | Download |
30 |
H40-T30 | 99,200 | 96.5 | Download | Download |
35 |
H40-T35 | 101,700 | 101.0 | Download | Download |
40 |
H40-T40 | 125,200 | 132.0 | Download | Download |
45 |
H40-T45 | 127,500 | 136.5 | Download | Download |
50 |
H40-T50 | 130,000 | 141.0 | Download | Download |
55 |
H40-T55 | 146,000 | 154.5 | Download | Download |
曲線部やテーパー部に設置する場合、付属品の木枠加工割増料金として、下表の金額が加算されます。
切梁タイプ | 曲線部(円/個) | テーパー部(円/個) |
---|---|---|
H200 | 800円 | 600円 |
H250 | 850円 | 650円 |
H300 | 900円 | 700円 |
H350 | 1,000円 | 800円 |
H400 | 1,100円 | 900円 |
受注生産品のため、数量と時期にもよりますが製造期間を1ヶ月半~2ヶ月半程度頂きます。
事前に設置検討を行いますので配筋図、仮設工図面が必要となります。
弊社独自に作成した施工歩掛となりますので参考資料としてご使用下さい。
なお、既存の標準歩掛で積算して頂いても構いません。
製品の設置費用は切梁の設置歩掛、表面仕上げ費用はコンクリート補修等から類似する歩掛を参考に積算して下さい。
製品に用いられている丸鋼の材質はJIS G 3101 SS400です。
工事途中及び、施工後の錆の発生を防ぐために、製品には鉄筋防錆剤を塗装しています。
許容耐力Paは、載荷試験より得られた降伏荷重Pyに対して安全率n=1.7で割り、さらに仮設時の許容応力割増係数α=1.25を乗じた値です。
※ただし、H400タイプは三次元非線形有限要素解析による。
切梁の作用軸力が下記の許容耐力以下であるかどうか確認の上ご使用下さい。
– |
H200タイプ | H250タイプ | H300タイプ | H350タイプ | H400タイプ |
---|---|---|---|---|---|
降伏荷重 Py(kN) |
1,500 | 1,500 | 2,100 | 2,600 | 2,773 |
許容耐力 Pa(kN) |
1,103 | 1,103 | 1,544 | 1,912 | 2,039 |
製品は製品本体のほか箱抜き用木枠が付属します。
製品設置用接着剤、設置用アンカーボルト、表面仕上げ用プライマー、表面仕上げ用補修材(ポリマーセメントモルタル)については別途ご用意して下さい。
アンカー径は切梁サイズH200~H350 用はM16 を使用して頂き、切梁サイズH400 用はM20 を使用して下さい。
アンカーの埋め込み⾧は60mm 以上確保して下さい。
各資材の推奨品については下表をご確認下さい。
施工時に ご用意して頂く物 |
推奨資材 |
---|---|
設置用接着剤 | ショーボンド #101(PDF) |
アンカーボルト | ホーク・ストライク アンカー(PDF) |
プライマー | ショーボンド #202(PDF) |
補修材 | ライオンGRLC(PDF) |
各資材の概算使用量はこちらをご確認下さい。
※同等以上の性能であれば他メーカー様の資材でも問題ありません。
製品を設置する前に、既設橋脚面に付着している粉塵、レイタンス等の汚れをディスクサンダー等で除去します。また、コンクリート面に豆板等の不良部分があれば取り除きます。
製品設置位置の墨出しを行った後、マーキング専用のテンプレートを使用して、スプレー式ペンキにより、孔あけ位置のマーキングを行ってください。
孔あけはハンドドリルにより製品設置面に対して直角または水平に行い、孔あけ後は孔内のほこりを確実に除去します。
製品本体を設置する前に、既設橋脚との接着効果の他、コンクリート面の不陸整生や製品からの圧力を接地面に対して均等に伝えるため、パテ用エポキシ系接着剤を塗布します。
打ち込み式金属拡張アンカーを確実に埋め込んでください。
なお、アンカー径は切梁サイズH200~H350用はM16を使用して頂き、切梁サイズH400用はM20を使用してください。
打ち込み式金属拡張アンカー以外のケミカルアンカーなどで設置する場合は、それらのアンカー孔に応じた仕様の製品を作成いたしますのでご相談ください。
製品本体を既設橋脚に設置する方法として、製品単独先行して設置する方法および切梁と連結一体にした後に設置する方法がありますが、どちらの方法にしても切梁の架設は、腹起し側から仮締めし、キリンジャッキの長さ調整により、製品側(既設橋脚側)に押し当て、連結(設置)を行ってください。
既設橋脚の断面形状が円形または小判形で、製品本体を曲線部に設置する場合は、既設橋脚接合面の整形が必要となります。
接合面の整形は、製品のベースプレート幅または丸棒外郭幅だけ、接合面が平坦になるようにディスクサンダー等で削ってください。
既設橋脚にテーパー(鉛直方向の傾斜)がある場合でも、製品本体は水平に取り付けて下さい。このため、テーパー部はディスクサンダー等で切削するか、または、モルタルで調整し、壁面が垂直となるようにして下さい。
なお、巻立てを等厚で行う場合には、製品・トッププレートの上部と下部で表面仕上げのかぶりが異なりますが、上部の最小かぶりは30mmとして下さい。
橋脚根元付近をPC鋼棒で補強するため、上部巻立て厚より厚くなった区間に製品を使用する場合は、上部と下部で各巻立て厚に対応する型式の製品を使用して下さい(図9-1)。
ただし、軸方向鉄筋が下段の製品の中間補鋼材と干渉し、設置できない場合は上部巻立て厚と同じ型式、または設置可能な型式の製品を使用して下さい(図9-2)。
コンクリート下地処理後には、製品に付着した粉塵をウォータージェット等で洗浄しておいてください。
軸方向鉄筋が製品丸鋼に干渉するようでしたら、基準の許容値範囲内で鉄筋位置を移動してください。
木枠は、製品本体と切梁との連結部を箱抜き(厚さ3cmの凹部)する型枠材です。その目的は、切梁が撤去された後の製品・トッププレート露出部を、ポリマーセメントモルタルで覆い隠すためです。
製品本体がテーパーのない平坦な壁面に設置される場合には通常の木枠を使用しますが、曲線部の巻立てや、テーパーがあっても巻立てが等厚の場合は、それらに応じた木枠を使用して下さい。
なお、曲線部やテーパー部用の木枠の加工は当社で致します(別途、加工料金が加算されます)。
直線部
曲線部
長い方の木枠は上下に、短い方の木枠は左右に取付けて下さい。
型枠の設置では、切梁位置での型枠パネルをあらかじめ箱抜きしておいてください。
切梁直下でコンクリートの打設を一旦止め、沈下が収まるのを待ってから次の打設を行ってください。また、バイブレーターを製品に当てないようにしてください。
可能な限り重機による振動は避け、乾燥収縮を避けるため養生シートで覆ってください。
山留め材設置・撤去基準に準じてください。
コンクリート断面修復に準じて箱抜き部にプライマーを塗布し、その上からポリマーセメントモルタルを左官コテで仕上げてください。
弊社独自に作成した施工歩掛となりますので参考資料としてご使用下さい。
なお、既存の標準歩掛で積算して頂いても構いません。
製品の設置費用は切梁の設置歩掛、表面仕上げ費用はコンクリート補修等から類似する歩掛を参考に積算して下さい。
支保工仮設費ベース(1箇所あたり)
– | 従来工法(盛替梁工法) | スルーサーA使用 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
– |
数量 | 単価(円) | 金額(円) | 数量 | 単価(円) | 金額(円) |
支保工(1,2段)設置 |
22.4t | 21,840 | 489,216 | 22.0t | 21,840 | 480,480 |
支保工(1,2段)撤去 |
22.4t | 13,030 | 291,872 | 22.0t | 13,030 | 286,660 |
支保工(盛替梁1,2段)設置 |
22.0t | 21,840 | 480,480 | – | – | – |
支保工(盛替梁1,2段)撤去 |
22.0t | 13,030 | 286,660 | – | – | – |
主部材損料 |
26.6t | 9,355 | 248,843 | 17.5t | 9,355 | 163,712.5 |
副部材(A)損料 |
5.9t | 18,710 | 110,389 | 3.8t | 18,710 | 71,098 |
副部材(B)全損 |
1.1t | 200,000 | 220,000 | 0.7t | 200,000 | 140,000 |
スルーサーA(H30-T25) |
– | – | – | 12個 | 51,500 | 618,000 |
設置・表面仕上げ |
– | – | – | 12箇所 | 11,700 | 140,400 |
小計 |
2,127,460 | 1,900,350.5 | ||||
比率 |
1.00 | 0.90 |
平成18年4月時点の単価です。
全体工期ベース(1箇所あたり)
– |
従来工法 | スルーサーA使用 | |
---|---|---|---|
土工 |
排水・掘削 |
7.5日 | 7.5日 |
仮設工 |
矢板打設・引抜き |
5.0日 | 5.0日 |
支保工設置・撤去 |
4.0日 | 4.0日 | |
盛替梁設置・撤去 |
3.0日 | – | |
足場設置・撤去 |
4.0日 | 4.0日 | |
補強工 |
躯体表面処理 |
4.0日 | 4.0日 |
躯体工 |
23.0日 | 16.0日 | |
合計日数 |
50.5日 | 40.5日 | |
比率 |
1.00 | 0.80 |
作業項目 | 従来工法 | スルーサーA使用 |
---|---|---|
鉄筋組立 |
切梁位置では、鉄筋を折り曲げたり、切断したりして設計通りの配置が不可能です。 | 製品自体が空洞を形成しているため、設計通りの鉄筋の配置が可能です。 |
コンクリート 打設 |
切梁の下方で一旦打設を中断しなければいけません。 | 切梁位置に左右されないため、連続した打設が可能です。 |
切梁撤去 |
連続したコンクリート打設が不可能なため、巻き立て途中での盛替梁の設置が必要です。 | 切梁の撤去は、巻立て完了後に集中して行うことが可能です。 |
足場撤去・ 再設置 |
切梁の撤去や盛替梁の設置のために、巻立て途中での撤去・再設置が必要です。 | 足場の設置・撤去は巻立て開始時と完了時のみです。 |